[Velopont Newsletter] 2026年9月2日号 巻き込み上手を、個人技で終わらせないという話
読者様
お世話になっております。Velopontの飯嶋です。
今週のひとこと
先週の水曜日に、ポジショニングワークシートの実演セミナーをオンラインで開催しました。多くの方にご参加いただき、当日いただいた質問もどれも具体的なものばかりでした。この場を借りて、あらためてお礼を申し上げます。
同じ週に公開した「巻き込み力」の記事にも、大きな反響をいただいています。権限の届かない相手を動かす、という場面は、私自身も何度も消耗してきたところです。多くの方が同じ場所で足を止めているのだと思います。ただ、これを人柄や社歴の問題にしてしまうと、そこで話が終わってしまう。部門と部門のあいだに立って人を動かすことは、プロダクトマーケティングの中心にある技能です。そして、境界に立つ人が実際に何をしているのかは、1990年の研究で四つの役割として整理されています。生まれ持った器用さではなく、順番を知れば誰でも使えるものだということを、今週の二本でお伝えできればと思っています。
【記事紹介】
巻き込み力の正体——社内調整に消耗する前に知りたい「境界に立つ人」の武器
「その件は営業に確認してください」。部門をまたいで何かを前に進めようとするたびに、こうした返事に囲まれて一日が終わる。いちばん消耗するのは、たいてい自分の権限が届かない相手を動かそうとするときです。ところが、役職も権限もないのに人を動かせる人はいます。その人が持っているのは特別な話術ではなく、部門と部門のあいだに立っているという位置そのものでした。記事では、境界に立つ人の四つの役割と、実務でいちばん効く一手を書きました。
隣の部署が動いてくれないと感じたとき、明日いちばん最初に相談しにいく相手は誰でしょうか。
依頼をさばく組織から、方向を決める組織へ——プロダクトマーケティングのスコープ設計
組織を立てたのに、依頼をさばくうちに一日が終わる。心当たりがあるなら、それは担当者の力量の問題ではありません。損益を持たない機能に事業の枠をそのまま当てはめると、戦略の主語が「どの市場でどう勝つか」から「社内に何を提供するか」へ入れ替わってしまう。ここが依頼処理への入口だと私は考えています。記事では、戦略の向きを外に戻し、そこから引き受ける仕事の線を引く、という順番で整理しました。
先週のカレンダーに使われた時間の合計は、期初に決めた戦略と同じものでしょうか。
【無料ダウンロード】
PMM組織スコープ設計ワークシート
引き受けること、引き受けないこと、その都度判断すること。二本目の記事で挙げたこの三分割を、自社に当てはめて書き出すためのワークシートです。記事を読んだあと、手を動かして線を引いてみたい方に。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
2026年9月2日
合同会社Velopont 代表 飯嶋 睦
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