[Velopont Newsletter] 2026年9月23日号 通すか、やめるか。その2つは同じ重さですか、という話
読者様
お世話になっております。Velopontの飯嶋です。
今週のひとこと
決める場に上がってくるのは、たいてい、担当が練ってきた案が1本です。だからその場でできることは、通すか、やめるかの2つになります。ところが、この2つは重さが違います。通すのは、これまで積んできたものを活かす選択です。やめるのは、それを否定する選択になります。
対称になっていない2択は、選択肢と言えるのだろうか。最近、そう考えています。片方を選ぶともう片方より失うものが多いと分かっている状態で並べられた2つは、形の上では選択肢ですが、選ぶ側にとっては同じ土俵に乗っていません。それが判断にどう効いているのかを、一度考えてみてください。
一つ手があるとすれば、捨てる量を刻むことです。範囲を狭めて進める。条件を付けて進める。前提だけを問い直す。どれも、これまでを全部捨てずに前へ出る一手です。止める判断が要らなくなるわけではありません。それでも、選択肢間の重さの差を小さくすることで、より適切な選択ができるようになるはずです。
【記事紹介】
AI検索に出てこない本当の理由——安く真似できる対策は、対策にならない
AI検索に自社が出てこない。言われている対策はもう一通り試した。それでも出てこない、という話をよく聞きます。見出しを問い型に変え、冒頭に結論を置き、構造化データも入れた。どれも正しい作業ですが、誰でも低コストでできることは、やっている人が増えるほど差になりません。記事では、安く真似できる手がかりがなぜ手がかりとして働かなくなるのかを、一つの実験から確かめました。
いま出している記事を1本だけ選んだとき、そこに書いてある事実のうち、自分たちにしか書けないものは何行あるでしょうか。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
2026年9月23日
合同会社Velopont 代表 飯嶋 睦
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